TOEIC® L & R(以下、TOEIC)の試験対策ページです。
スコア300台から、約半年で600(リスニング:350、リーディング250)を超える方法をお伝えします。
試験内容
TOEICがどのような試験なのか、説明します。
どんな試験か?
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が提供している、英語を聞くため、読むための力を測定するテストです。
(参考リンク:IIBCのページ)
試験形式・時間は?
マークシート(紙)試験です。
リスニングセクションは約45分間で100問、リーディングセクションは75分間で100問、合計約2時間で200問の試験です。
なお、オンラインテストもあるようですが、こちらはIPテスト(学校や企業といった団体向け)のみとなっています。
試験問題は?
Part1~4がリスニングセクションで、Part5~7がリーディングセクションです。
こちら(IIBCのページ)にテスト問題の構成の詳細とサンプル問題がありますので、参考にしてください。
各パートに対する私の所感です。
- リスニングセクション(Part1~4)
読まれる英語も設問も簡単で、スクリプトを読めば簡単に理解できる。
ただ、読むスピードが速く、スピーカーによっては訛りがあるので、なかなか英語が聞きとれない。
- 文法(Part5、6)
難しい構文やマニアックな文法は出てこない。単語を覚えているだけで得点できる設問もある。
ただ、英文の穴埋め形式なので、英文を読むスピードは必要になる。問題数も多いので悩む時間はなく、短時間で解答していかなければならない。
- 長文(Part7)
英語も設問も日本語を読むと簡単に理解できる。
ただ、非常に量が多いので、英文を速く読んで、短時間で解答していかないといけない。最後まで解くのは困難。
どうやって評価される?
リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで、5点刻みで表示されます。
ちなみに、公開テストの平均スコアは、多少のばらつきはあるものの、リスニングは約330点、リーディングは約270点、トータル約600点となっています。
詳細が気になる方は、IIBCのページをご覧ください。
試験対策(トータルスコアが450以下、またはリーディングが225以下の人向け)
トータルスコアが450以下、またはリーディングが225以下の人向けに、TOEICの試験対策について、説明します。
使用教材
- 公式TOEIC® Listening & Reading 問題集(以下、公式問題集とする)
- 英文法の参考書(大学受験用の初歩的なもの)
例)大岩のいちばんはじめの英文法
- 高校受験用の英単語
例)短文で覚える中学英単語1900
投資金額と対策期間
投資金額:約6,000円
期間:4~6か月
対策方針
- TOEICを知る
- TOEICの英語を正しく理解できるようになる
- TOEICで話される英語をある程度聞き取れるようにする
- TOEICの問題慣れをする
敵を知るところから始めます。
そのために、公式問題集を使います。
問題は解かなくてよいので、問題と答えをしっかりと読んで、まずは対戦相手を、じっくりと観察するようにしてください。
次に、TOEICに出てくるレベルの英語を正しく理解できるようにします。
いきなりTOEICレベルの問題を解きたくなるかもしれませんが、まずは基礎を固めとして文法をおさらいした方が、後々の勉強効率が上がります。
ただ、学生時代みたいに、分厚い文法書を読みこむ必要はありません。
なぜなら、TOEICで難しい文法はほとんど出てこないからです。高校英語の基礎レベルが理解できていれば、TOEICに出てくる文は、単語さえわかれば読めるようになります。
あと、中学レベルの単語が怪しいと思う人は、高校受験用の英単語集をさらっと復習するのも効果的です。私はスコア300台から始めたので、高校受験用の英単語集でも「この単語見たことあるけど、なんだっけ?」というのが、2割ほどありました。
さらっと通しただけですが、いいウォーミングアップになりました。
その後、公式問題集を使ってリスニング力を鍛えます。
これが、メインのトレーニングです。
リスニング力は、公式問題集のPart3、4のトークをひたすらシャドーイングして鍛えます。
シャドーイングすることで、英語のリズムに慣れ、単語のアクセントの強弱や連結などがわかってきます。「話せない英語は聞き取れない」ので、しっかりやりこんでください。
はじめは全然できなくて辛いでしょうが、トレーニング効果は抜群です。
私はこのトレーニングだけで、リスニングセクションのスコアが100以上上がりました。
最後に、公式問題集で問題慣れです。
公式問題集1冊で、本番試験2回分が含まれています。本試験と同じ時間で、解いてください。時間に余裕があれば、何回か繰り返し解くと、より効果的です。
具体的な方法
①公式問題集の問題と答えを読む。
【目標】TOEICに出てくる題材、英文レベル、単語、問題の出され方を知ること
【期間】1日
【やり方】
公式問題集を使って、公開テスト1回分の問題と答えをじっくりと読んでください。
この段階では、問題を解く必要はありません。
その時は、以下の点に注意していただくと効果的です。
・リスニングのトランスクリプション、リーディングの日本語訳を確認し、どんな文法や単語が使われているのか?
・どのような場面(チラシ、家の修理、出張など)の文章が出てくるのか?
・問題はどのような問われ方をしているのか?
②高校基礎レベルの文法書と中学レベルの単語の復習を終えた後、公式問題集のPart7の長文を読む。
【目標】TOEICの長文が正しく理解できるようになること
【期間】4週間
【やり方】
まず、大学受験レベルの文法書を読んで、基本的な英語のルールを思い出します。
この時、分厚くて、詳しい、辞書のような文法書は絶対選ばないでください。確実に挫折します。
「高校英語の基本的な文法を網羅していて、読みやすくて、1週間くらいで読めそう」そんな文法書を選んでください。私のお勧めは「大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス)」です。
中学レベルの単語が怪しい人は、高校受験用の英単語集を2周して、単語を復習してください。
さすがに中学レベルの単語は大丈夫という方は、このステップは飛ばしてください。
1回目は何も調べずにとりあえず読みます。
読み終えた後、日本語訳を読んで、正しく意味を掴めているか確認します。また、解答についている、重要語句も読んでおくようにしてください。
その後、2回、3回と同じ文章を読みます。3回読んだら次の文章に移ってください。
読む量の目安は、Part7の1つの文書:10問、複数の文書:10問です。自分の中で「単語はともかく、文章は正しく読めるようになってきたな」と感じたら、途中で終わってもらっても構いません。
③公式問題集のPart3、Part4のトーク部分をシャドーイングする。
【目標】TOEICで話される英語を、ある程度聞き取れるようにする
【期間】3~5か月
【やり方】
Part3を1題 → Part4を1題 → Part3を1題 …… という順番で、1題ずつじっくりとやりこんでいきます。
やり方は以下の手順です。
英語を1回聞いただけでは聞き取れません。
「もうこれ以上は、どうやっても聞き取れない」というところまで、何度も繰り返し聞いてください。
この時、単語のスペルは気にしなくていいです。
自分はどの単語が聞き取れていないのか、間違って聞き取っていた単語は何かをチェックします。
発音の仕方がわからない単語があれば、辞書などで調べるようにしてください。
できるだけ話されている英語を真似るようにしてください。
なお、シャドーイングをしていると、自分の声で、話されている英語が聞き取りにくくなります。
イヤホンをして英語を聞き、自分の声が直接耳に入らないようにした方がやりやすいです。
③に慣れてきたら、英文を見ずに音声だけでシャドーイングをしてください。
「音声に上手くついていけているな」と思えたら完成なので、次の文章に移って、①から始めてください。
このトレーニングに終わりはないですが、公開テスト1回分(Part3:13題、Part4:10題)を目安にしてください。
④TOEICの問題慣れをする。
【目標】TOEICの問題慣れをする
【期間】1週間
【やり方】
本番と同じ時間で、公式問題集を解いてください。
その後、答え合わせをして、間違った問題をなぜ間違えたかを確認してください。試験まで時間に余裕があるのであれば、同じ問題を3周くらいするとより効果的です。
その時は、以下の点に注意してください。
特に3つ目を理解しておくと、試験中に焦らなくてすみます。
・リスニングセクションでは、どのタイミングで設問と答えを読めばいいか?
・リーディング セクションでは、どのくらいのスピードで問題を解いていかないといけないか?
・語彙力、自分の英語を聞き取る力や読むスピードでは、これは解けないなと思う問題は、どのくらいの割合があるか?
試験対策(トータルスコアが455以上、またはリーディングが225以上の人向け)
トータルスコアが455以上、またはリーディングが225以上の人向けに、TOEICの試験対策について、説明します。
使用教材
- 公式TOEIC® Listening & Reading 問題集(以下、公式問題集とする)
投資金額と対策期間
投資金額:3,300円
期間:3~5か月
対策方針
- TOEICで話される英語をある程度聞き取れるようにする
- TOEICの問題慣れをする
このレベルのスコアを取れている人は、TOEICという試験をある程度理解されていると思います。そして、単語も文法もある程度は理解できていると思います。
ただ、スコア600で一つ壁があって、自分も含めてなかなか600を超えられないという人を何人も見たことがあります。
その人たちに共通しているのが、「リスニングで得点が出来ていない」でした。
TOEIC受験者の平均点では、リスニングの方がリーディングよりも50は高いです。
しかし、何回受けてもリスニングが250くらいしか取れず、リーディングよりも点数が低いという状態です。
なので、スコアアップのためには、リスニングで得点を取れるようになる必要があります。その方法として、「シャドーイングで、TOEICで話される英語を聞き取れるようになること」が最も効果があります。
あとは、TOEICの問題慣れをすれば、十分600は越えると思います。
具体的な方法
①公式問題集のPart3、Part4のトーク部分をシャドーイングする。
【目標】TOEICで話される英語を、ある程度聞き取れるようにする
【期間】3~5か月
【やり方】
Part3を1題 → Part4を1題 → Part3を1題 …… という順番で、1題ずつじっくりとやりこんでいきます。やり方は以下の手順です。
英語を1回聞いただけでは聞き取れません。
「もうこれ以上は、どうやっても聞き取れない」というところまで、何度も繰り返し聞いてください。
この時、単語のスペルは気にしなくていいです。
自分はどの単語が聞き取れていないのか、間違って聞き取っていた単語は何かをチェックします。
発音の仕方がわからない単語があれば、辞書などで調べるようにしてください。
できるだけ話されている英語を真似るようにしてください。
なお、シャドーイングをしていると、自分の声で、話されている英語が聞き取りにくくなります。
イヤホンをして英語を聞き、自分の声が直接耳に入らないようにした方がやりやすいです。
③に慣れてきたら、英文を見ずに音声だけでシャドーイングをしてください。
「音声に上手くついていけているな」と思えたら完成なので、次の文章に移って、①から始めてください。
このトレーニングに終わりはないですが、公開テスト1回分(Part3:13題、Part4:10題)を目安にしてください。
②TOEICの問題慣れをする
【目標】TOEICの問題慣れをする
【期間】1週間
【やり方】
本番と同じ時間で、公式問題集を解いてください。
その後、答え合わせをして、間違った問題をなぜ間違えたかを確認してください。試験まで時間に余裕があるのであれば、同じ問題を3周くらいするとより効果的です。
その時は、以下の点に注意してください。
特に3つ目を理解しておくと、試験中に焦らなくてすみます。
・リスニングセクションでは、どのタイミングで設問と答えを読めばいいか?
・リーディング セクションでは、どのくらいのスピードで問題を解いていかないといけないか?
・語彙力、自分の英語を聞き取る力や読むスピードでは、これは解けないなと思う問題は、どのくらいの割合があるか?
よくある質問
A1:半年でスコア600(リスニング:350、リーディング250)を狙うのであれば、必要ないです。
なぜなら、メインのトレーニングであるシャドーイングを繰り返すと、リスニング力が鍛えられるだけではなく、TOEICの単語や表現も頭の中にストックされていくからです。
単語や表現が増えていくと、長文を読むスピードが上がりますし、文法問題もわかる問題が増えてきます。
結果として、TOEICでスコア600を取るための英語力をつけることができるので、追加で問題を解く必要はありません。
A2:半年でスコア600(リスニング:350、リーディング250)を狙うのであれば、必要ないです。
なぜなら、シャドーイングやTOEICの問題慣れをしていくうちに、自然に単語や熟語が覚えられるからです。そして、これだけでスコア600は十分取れます。
なお、スコア800や900を目指すのであれば、読んだり聞いたりする英文の中だけで単語を覚えるのは効率が悪いので、単語帳で単語を覚える必要はあると思います。
A3:私も全くできずに、何度も泣きそうになったので、気持ちは痛いほどわかります。
ただ、人によってできない理由はマチマチかと思いますので、一律の対策をお示しするのは難しいです。
そのため、「自分はなぜできないのか?」と原因を考えてみられて、その上で対策することをお勧めします。
ちなみに、私のできなかった原因とその対策は以下の通りです。
原因① 英語を話すことに慣れていないので、口が動かない。
→シャドーイングではなく、まずは音読をして、英語を話すことに慣れる。少し慣れてきたら、少しスピードを落として、シャドーイングする。
原因② 知らない単語で、発音方法がわからず聞き取れない。
→単語を調べて、単体で読めるようにする。
原因③ 知っている単語だけれども、文章で読まれると、発音が連結されて、どう聞いても元の単語のように聞こえない。
(get rid of は ゲット・リッド・オブ ではなく、ゲッリドブと聞こえる)
→ある程度出てくるパターンは決まっているので、単語ごとに捉えるのではなく、塊として覚えてしまう。
原因④ ほとんど発音されないので単語が聞こえない。
→聞こえない単語が冠詞、前置詞、代名詞であれば、それ自体が「発音されない = そんなに重要じゃない」と割り切る。
受験体験記
こちらに私のTOEIC® L & Rの受験体験記があります。
興味のある方はご覧ください。