面談演習の対策ページです。
知識ゼロの状態から、1時間の対策と日常業務での少しの実践で、ほどほどの評価を取るための方法をお伝えします。
使用教材
なし
対策方針
- 面談演習を知る
- 面談演習をうまく進めるためのポイントを理解する
- 面談演習の流れを意識しながら、人と話す
面談演習を知るところから始めます。
研修を実施する会社により内容が異なりますので、売られている本やWebから必要な情報を得るのは難しいです。
まずは、直近で面談演習を受けた人に、どんな試験だったかを聞いて情報を得ておくのが良いと考えます。
次に、面談演習の進め方を理解します。
面談演習は人が相手なので、事前に考えた筋書き通りに進めるのは難しいと思います。
ただ、上手く面談を進めるためのポイントがありますので、それを頭に入れてください。
最後に、面談を進めるためのポイントを意識しながら、日常生活の会話で使ってみてください。
普段の会話で意識して話をする経験をしておかないと、面談演習のような少し緊張するような場面では、なかなかうまくいかないと思います。
ちなみに、私の経験ですが、今回お伝えするポイントを意識しはじめてから、部下との面談がうまくいくことが多くなりました。日常でも効果的なので、試験は関係なくお薦めできます。
具体的な方法
面談演習を知る
【目標】面談演習の形式、面談の内容を知る
【時間】30分
【やり方】
直近で試験を受けた人に、どのような試験だったか聞いてください。
そうすることで、面談がどのようなものだったのか、イメージしやすくなると思います。
質問するポイントは以下の点です。
・面談の目的
→ 相手役を説得する? 部下を指導する?
・設定された状況
→ どの部門に所属しているのか? 自分の立場は何か?
・相手役の設定
→ 年上のベテラン部下? 新入社員?
・相手役の特徴
→ 生意気な態度? こちらをイラつかせる態度?
・試験の形式
→ 事前準備と面談の時間は? 何かの試験の合間に受けるのか?
面談演習をうまく進めるためのポイントを理解する
【目標】面談演習をうまく進めるためのポイントを理解する
【時間】10分
【やり方】
面談演習は「自分の考えと、面談相手の考えが対立している状態が設定され、面談相手に、自分の考えを受け入れてもらうようにすることがゴール」です。
つまり、「意見が対立している相手に、どうやって自分の意見を受け入れてもらうか」ということがポイントになります。
そのための事前準備と面談演習のやり方を説明します。
<事前準備>
事前準備でゴールとストーリーを組み立てられるかはとても重要です。
事前準備の大まかな流れは以下の通りです。
- 面談のゴールを明確にする
- 自分の考えと面談相手の考えの対立点を確認する
- 相手に納得してもらうための方針を考える
最初に、面談のゴールが何かを明確にします。
指示書にヒントが必ず書かれているので、読み取ってください。
例)○○さんに自分の考えをわかってもらい、○○さんが前向きな気持ちで仕事に取り組んでもらえるようにする。
例)△△さんに管理システム導入のメリットを理解してもらい、導入に意欲的に取り組んでもらう。
次に、自分と面談相手の考えの対立点を明確にします。
そのためには、以下のことを指示書から読み取ってください。
・自分の考えは何か?
・相手の考えは何か?
最後に、どうやって相手に納得してもらうか、を考えます。
お互いの対立点をもう少し詳しくみると、多くの場合、以下の構図になっています。
自分の考えのメリット ⇔ 相手の考えのデメリット
自分の考えのデメリット ⇔ 相手の考えのメリット
つまり、「自分の考えのデメリットを部下がメリットと考えられるようにするにはどうしたらいいか?」を考えます。
以下の設定で具体例を出します。
・自分の役割は営業部門のチームリーダーで、面談相手は新入社員の部下
・自分としては、部下にはまずは既存事業の仕事をできるようになってもらいたいと思っている。
理由は2つで、部下は定年退職した人の人員補充として入ってきているためと、既存事業の仕事は、成長率は低いもののある程度の売上があり、おろそかにはできないため。
・部下は既存事業の仕事ではなく、新規事業の仕事をやりたいと思っている。
理由は、既存事業には成長性が感じられなくて、内容もマンネリ化しているおり、ワクワクしないため。
これらを簡単にまとめると、下表のようになります。
メリット | デメリット | |
自分の考え | 既存事業は売上の目途を立てやすい | 過去からのやり方を続けがちで、業務がマンネリ化しやすく、ワクワクしない |
部下の考え | 新しい仕事ができるので、ワクワクする | 新規事業は売上につながるか、不明瞭 |
次に、「自分の考えのデメリットを、部下がメリットと考えられるようにするにはどうしたらいいか?」です。
会社の考えのデメリットは、「過去からのやり方を続けがちで、業務がマンネリ化しやすく、ワクワクしない」です。
これを部下の考えのメリットである、「新しい仕事ができるので、ワクワクする」にはどうしたらいいか?です。
私の考えは、以下の通りです。
端的に言うと、「既存事業でもワクワクするような提案を行う余地があるので、そちらに取り組んで欲しい」ということです。
新規事業への展開は、今後の会社の発展を考えると、積極的に取り組んでいかなければならない。新人には、新規事業に関する提案は、今後も続けてもらいたい。
ただ、部門の売上を考えると、既存事業をおろそかにすることはできない。確かに、既存事業はマンネリ化している部分も多いが、逆の言い方をすれば、安定した仕組みで売上を上げられている事業とも言える。
会社としては、既存事業の手を抜いて売上を落とすことはできない。
一方で、既存事業も今の状態が最適ではなく、まだまだ工夫の余地も残されていると思う。
そのため、新人には、まずは既存事業の仕事にしっかりと取り組みつつ、既存事業をよりよくするためにどうしたらいいかの提案を行ってもらいたいと思う。
<面談演習>
相手の話を聞くのが8割、自分の意見を言うのが2割くらいになるよう意識してください。
これを前提として、面談の大まかな流れは以下の通りです。
- 相手の考えをしっかりと聞く
- 相手の考えを要約する
- 自分の意見を言って、相手の反応をみる
事前準備で考えた内容が、自分が想定している内容かどうか確認します。
相手の考えのメリット、デメリットの両方について、そのような考えに至った理由を確認していきます。
単純に「なぜそう考えたのですか?」といった感じの質問をして、深掘りしていけばよいです。
なお、この時、「あなたの考えは間違っている」といったニュアンスのコメントをして、相手の意見を否定するのは厳禁です。
まず「相手の考えをしっかりと聞いて、理解しよう」という姿勢でいてください。
①で聞いた話を要約して、相手の意見を理解したことを伝えます。
「○○さんは、△△という理由で、~~と考えていたのですね。わかりました」といった感じで、これまでの話を要約して、「あなたの考えをしっかり理解したよ」というのを示します。
相手の考えを聞いた上で、自分の意見を言ってください。
この時、気を付ける点として、強い口調ではなく、「あなたの考えはわかりました。ただ、私はこのように考えています。理由は××です。どう思われますか?」といった感じで、相手の立場に関係なく、お伺いを立てるように少し下手に出た方がうまくいきます。
なお、面談の流れ次第で、相手の考えが自分の想定からずれていることもあります。その時は、元々考えていた自分のストーリーにこだわるのではなく、その場の流れで、最適だと思う考えを言うようにしてください。
面談演習の流れを意識しながら、人と話す
【目標】<面談演習>の会話の流れに慣れる
【期間】特になし
【やり方】
「面談演習をうまく進めるためのポイント」の「面談演習」の内容を意識しながら、日常の会話を行ってください。
「面談演習」で書いた流れは、普段から意識してできている人は、特に練習は必要ないと思います。ただ、この流れを知らなかった人や、普段、会話の流れを意識しない人は、いきなり本番でやるのは難しいと思います。
「面談演習」の流れを頭に入れつつ、人と会話するようにしてください。
はじめは上手くいかないこともあるかと思いますが、何回もやっていれば徐々に上手くなっていきます。なんとなくコツが掴めてくれば、面談演習もきっとうまくいきます。