ケーススタディがどのような試験なのか、説明します。
どんな試験か?
実際の職場で起こりそうな事例を題材として、問題の発見から対策の立案までを行う試験です。
主に課題解決スキルを診断されます。
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)と日本経営協会総合研究所(NOMA総研)が実施しています。
試験形式・時間は?
私が受験した時は筆記テストでしたが、最近はオンラインで行う場合もあるようです。
私が受験したJMAMの試験は、問題・回答用紙ともにA3 1枚分で、時間は60分でした。
NOMA総研では、問題はA4 4枚程度、回答は所定の原稿用紙に指示された制限文字数(1000字~1600字程度)、時間は90分です。
(参考リンク:NOMA総研のページ)
試験問題は?
私が受けたJMAMの事例と設問を紹介します。
この時は、営業プロセスの改善と新人の育成に関する2つの問題があって、優先度を考えて回答を書くことになっていました。
【事例】
<営業プロセスの改善>
・自分は、機器販売会社の営業部の係長で、部下はベテラン、中堅、新人の3人。
・最近、売上が伸び悩んでいるので、営業プロセスの改善提案を求められている。
・係としての方針を決めて、次週に課長に報告しなければいけない。しかし、各メンバーのプロセス改善に関する考えはばらばらで、当事者意識も高いと言えない。
<新人の育成>
・先日、新人が大口顧客に新商品のプレゼンをしたところ、かなり不評だったようで、顧客から怒りの電話がかかってきた。
・購入予定であったが、購入を見送るとの連絡があった。
・新人に理由を確認したところ、顧客から前日にプレゼンの依頼があった。
自分では無理だと思って中堅に相談したが取り合ってもらえず、課長・係長も不在で連絡しなかった。
【設問】
・課題を整理して列記しなさい。
・課題の解決方法を、優先順位を考えつつ具体的に記載しなさい。
どうやって評価される?
JMAMとNOMA総研の評価項目は若干異なりますが、どちらも以下の3つの観点で評価されます。
- 問題を発見する力
- 問題を解決する力
- 問題への取り組み方
【JMAM】
JMAMでは、「問題把握」、「対策立案」、「役割理解(※)」の3つの評価項目があります。各項目に1.0~5.0で点数付けされ、各点数を平均したものが総合点となります。
また、「業務と人の側面の問題を、もれなく把握することができています。ただし、何が問題かを的確に指摘することはやや不十分です」といった、各項目についての定性的な評価コメントもあります。
※ 役割理解の評価は、主導、連携、育成の各評価を1.0~5.0で点数付けされたものの平均
【NOMA総研】
NOMAでは、「課題発見力」、「課題分析力」、「課題解決力」、「論理的思考力」、「主体性」の5つの評価項目があります。各項目の配点は20点で、総合100点満点です。
詳細は、NOMA総研のページをご覧ください。
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