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何がやりたいのかわからなければ、自分を掘り下げてみると良い

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「自分自身を掘り下げてみられたらいいですよ」

今年の初めに、人生の先輩から、このようなことアドバイスを受けた。

その理由はこうだ。

「自分自身を掘り下げることで、自分の価値観がわかり、本当に進んで行きたい方向がわかる。もし、自分の価値観に気づかずに年を取れば、人生こんなはずじゃなかったと後悔するかもしれないですよ」

私は、今の人生に特別な不満はないが、「あなたの価値観は何ですか?」と問われると、すぐに答えが出てこない。

自分の進みたい方向に向かっているのかどうかわからず、目の前のことに取り組んで、気づいたら年を取っているような気がする。

「私は年を取った時に、本当に後悔しないだろうか?」

今は、後悔しないと言い切れる自信はない。

こう考えると、自分自身を掘り下げるというのは、確実に1等が当たる年末ジャンボ宝くじを買うようなものだと思った。

年末ジャンボ宝くじは大半が外れくじで、1等に当たる確率はごくわずかだ。

しかし、自分の中には、見つけられていないだけで、自分の価値観ややりたいことは確実に埋まっている。

それらを掘り当てて、自分の思う方向に向かって人生を歩んでいけるのであれば、確実に1等が当たる年末ジャンボ宝くじを買うようなものだと思った。

早速、自分掘りに取り組んでみることにした。

やり方は簡単で、2ステップだけだ。

まず、自分の人生を幼少期から現在に至るまで、おおまかに区切る。

学生時代であれば、就学前、小学生、中学生……、社会人になってからは、20代前半・後半……、といった感じだ。

次に、区切った時代ごとで思い出された出来事に対し、「なぜ自分がそれをしたのか?」、「そこから何を得たのか?」、「その失敗から何を学んだのか?」と質問をして、答えを紙に書き出していく。

こうやって、自分に起きた出来事を深掘りすることで、自分の価値観を見つけていく。

まずは、就学前からはじめた。

「幼稚園の時は近くの公園で、友達とよく遊んでいたな。そういや、友達と遊ぶ約束をした日がたまたま台風で、友達の家に遊びに行こうとしたら、親からとても怒られたことがあったな……。約束は必ず守るもの、みたいに思っていたな」

「小学生の時も学校が終わってから、ずっと友達と遊んでいたな。確かミニ四駆が好きだったな。改造して、友達とレースして、本当に楽しかったな」

幼稚園時代や小学生時代の記憶は、かなりあいまいだった。

友達と遊んでいた記憶しかなかったし、悩むこともなく、本能のまま生きていたので、「なぜ自分がそれをしたのか?」という質問には答えにくかった。

ただ、今も大事にしている価値観や、自分が好きなことの原点は、この頃にあったのだと気づく。

次の時代に進む。

中学生、高校生、大学生くらいになると、鮮明に覚えている出来事が増えてくるし、楽しかったことや悩んだことも思い出される。

そのため、「そこから何を得たのか?」といったことも、掘り下げられるようになってくる。

「中学時代は部活ばっかりだった。先生が厳しくて、練習が本当にしんどかった。でも、チームとして、一つの目標に向かって取り組むことは、とてもやりがいを感じた」

「高校時代の部活は、練習は楽だった。でも、チームメイトはやる気がなかったし、チームとしての目標もなくて、あまり面白くなかった」

「大学時代は、未経験の部活に入った。はじめからやりたいと思っていたスポーツではなかったけれど、部員がやる気に満ち溢れていて、勢いで入部してしまったな。大変だったけど、楽しかったな」

私は「何をするか」ではなく、「誰と、何を目指すか」が大事だと気づく。

そして、最後に社会人。

社会人生活も17年目なので、色々なことがあった。

「この仕事は楽しかった。やっぱりチームとして、何かを目指しているのは、やりがいを感じるんだな」

「この仕事は周りから評価されたけれども、全く楽しくなかったな。周りから認められることは、自分にとってはあまり価値がないことだな」

「楽しいこと」と「楽しくなかったこと」のように、反対の出来事をセットで考えることは、自分の価値観を見つける大きな手助けになった。

こうして、「自分掘り」を終えた。

思っていた以上に時間がかかったし、意外と大変な作業だった。

しかし、「自分の価値観」がわかって、「自分がどう生きたいか」が見えてきたので、「自分掘り」をやった価値は十分にあった。

人生は何が起きるかわからないので、最終的に「自分が生きたいような人生」になるとは限らない。

でも、何かに向かって歩んでいるのと、よくわからないまま歩んでいるのとでは、人生の密度が変わる気がする。

今後も定期的に自分の人生を振り返って、自分が目指したい方向に向かっているか確認してみようと思う。