面談演習がどのような試験なのか、説明します。
どんな試験か?
ある状況設定(部下を説得する・指導する など)のもとで、相手役と一対一の面談を行います。
対個人場面における自分の行動傾向を診断されます。
試験形式・時間は?
対面で行う場合も、オンライン上で行う場合もあります。
時間は実施する会社によってマチマチですが、私が受けた面談演習では、事前準備10分、面談時間10分でした。
試験問題は?
面談演習は、ざっくりと以下のような設定になっています。
・自分と相手の考えが対立している
・ゴールは相手に自分の考えを受け入れてもらう
面談演習は、「事前準備」と「実際の面談」に大きくパートが分かれています。
【事前準備】
面談演習の設定が書かれた指示書が配られます。
この指示書を読み、面談演習の設定の理解と面談の方針を考える時間があります。
指示書には、以下のような情報が書かれています。
・面談の目的
→ 会社の方針に納得していない部下の説得する、部下に自分の考えを伝えて納得してもらう、部下の勤務態度を指導して改めてもらう など
・背景
→ 自分の置かれた立場、会社の状況、会社の今後の方針 など
・面談者の情報
→ 自分との関係、面談者のこれまでの経歴、面談者がしたいこと、不満に思っていること など
【面談演習】
指示書に書かれた設定を演じる相手役と面談します。
相手役は状況設定により変わりますが、私が感じた相手役の特徴は、以下の通りです。
平たく言うと、一癖ある面談しにくい人だと思ってください。
・自分よりベテランの部下、主張が強い新入社員といった、少し扱いづらい人
・自分と良い関係を築けているわけではなく、こちらの言い分を素直に受け入れてはくれない
どうやって評価される?
私が受けた試験では、いずれも「あなたの点数は30点」といった定量的なスコアは出ませんでした。
「部下の置かれた状況や考え方、不満を熱心に聞き取っていました」、「部下のマネジメント能力を見極め、成長を促すといった意図はうかがえませんでした」といった定性的な評価をされます。
私の場合は、面談演習を受けたその日のうちに講師から簡単な評価を受け、後日渡されるフィードバックレポートの中に詳細な評価が書かれていました。